ごあいさつ
平成20年度会長 三谷 幸史
この度平成20年度会長を仰せつかりました京都陶磁器卸協同組合青年部会より出向いたしております三谷幸史でございます。どうぞよろしくお願いいたします。
『伝統』という言葉を辞書で調べてみますと《つたえうけつぐこと。古くからあったしきたりを受け伝えてゆくこと。また、その伝えられた事柄。》とあり、また「産業」は《生活していくための仕事。生産を営む仕事、すなわち自然物に人力を加えて、使用価値を創造し、またこれを増大するため、その形態を変更し、もしくはこれを移転する経済的行為。》とあります。したがって「伝統産業」とは、【古くより伝え受け継がれてきた生産(生活)行為】であります。これは、人から人の手と声により生活を通じて伝えられてきた生きた情報になります。一般に「伝統産業」といいますといわゆる現代の「情報化社会」とはまったく逆の業界と思われがちですが、実は最も生きた情報を必要とする世界ではないでしょうか。我々青年会の存在目的はまさに、この生きた情報を受け継ぎそれを次代に受け渡す場所として存在しなければならないと思います。
現在、日本経済は景気が回復しつつあるという希望を持ちつつも原油高などの不安な世界経済の中を模索しております。我々の伝統産業界も例外ではなく、その真っ只中にいるように思われます。特に長年にわたる後継者不足による若手減少の状況は伝統産業界に大きな問題として暗い影をおとしています。そんな状況だからこそ私たち青年会の立場で出来ることやらなければならないことがあるのだと思います。
当会は今年で45年目をむかえます。多くの先輩諸氏の築いてこられた歴史ある会の会長という大役に少々とまどいはありますが、精一杯努力する所存でございます。私自身出向して6年目となりますが、その中で多くを学ばせていただいたことに少しでも恩返しできるよう、また次世代を担う方々にうまくバトンが渡せるようがんばっていきたいと思います。
ひとりでも多くの方と出会い、ともに笑い、喜び、苦しみ、泣くことが出来ればありがたいと思っております。そして、一年後に「伝青の会員でよかった」「楽しかった」「いろいろなことができた」「しんどかった」「また、みんなと何かがしたい」「来年も出向したい」「もう、一年経ったのか」「まだまだ、やりたりない」と、どんなことでもいいので感じていただけるような時間をたくさん作っていきます。必ず経験は力になります。今だからこそ出来ないことをいっしょに考えていきましょう。けっして平坦な道ではないと思いますが、共に協力し合い、共に成長していけます様に、どうぞ皆様のお力をお貸し下さい。
最後になりましたが、皆様におかれましては、これからもますますご指導、ご鞭撻のほどよろしくお願い申し上げます。