―四条京町家の水琴窟―

 



 四条京町家の前栽に水琴窟があります。
 17年10月、町家を管理運営している、京都伝統産業青年会加入団体の京都府造園組合青年部、35周年記念事業の一環として、水琴窟の勉強会を経て町家に設置、寄贈して頂きました。

 つくばいの水を柄杓で敷き詰めてある石に流してみてください。琴の音色に似た水滴の落ちる音が聞こえてきます。奥座敷の縁側に腰掛け、風流な水落ちの音を聴いてみませんか?


  
  

水琴窟とは?

水琴窟とは、日本庭園の茶室入口のつくばいや、書院縁先手水鉢の鉢前水門につくられた日本独自の庭園施設です。そのルーツは古く、江戸初期の大名茶人・小堀遠州が創案したつくばいの余水の排水装置「洞水門」から発祥したものと言われ、江戸時代製作のものとみられる水琴窟が、京都や鳥取、岐阜、三重などで発見されています。名前の由来は定かではありませんが、鉢前水門の下に、底に小さな穴を開けた甕を伏せて埋めるという構造と、手を洗った水が穴から水滴となって甕底にたまった水面に落ち、甕内で反響するその音色が琴に似ていることから、江戸時代の粋人達や庭師から「水琴窟」と呼称されたようです。

    

 
             

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